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高速鉄道事故 温首相の約束実現できるのか

2011年07月29日
 
【新唐人日本2011年7月30日付ニュース】温家宝首相は28日、高速鉄道事故の現場視察を行い、事故背後の腐敗問題を徹底的に調査すると約束。温首相のこの言葉を信じていいのでしょうか。評論家の分析を見てみましょう。
 
評論家 李天笑氏:「中共の一貫した原則に従うとこれは難しいでしょう。一貫して真相を隠しますから中共はいかなる記録でも改ざん可能、提示したデータは実は改ざんできるのです。なので 本当の原因が得られるとは限りません」
 
当局が追跡調査をする可能性もあるものの、一旦共産党上層部に触れた場合、調査は中断されると述べます。例えば、アモイ事件。調査が江沢民に触れると、前に進まなくなりました。
 
評論家 李天笑氏:「内部調査で重要な何かを引き出して、政治ライバルに打撃を与える道具にするかもしれない。でも 国民には真実を公表しないでしょう。政権に損害がない程度のデータを公表することで民心を慰めようとするでしょう」
 
事故に対する当局の処理方法に、庶民の怒りが爆発。中国の学者・劉軍寧さんはブログで腐敗の温床―鉄道省の解散を呼びかけ、喝采を浴びました。これで災難は断絶できるのでしょうか。
 
評論家 李天笑氏:「違います。中共の腐敗の基礎と温床がまだ存在する限り、人民に対する無責任さ、人命無視、政治業績にみを求め、政権を守る。その本質が変わらないので、隠れた弊害の一掃はしないでしょう。真の弊害は組織構造の問題ではなく、中共政権の本質にあります。故に人命を無視でき、新体制ができても、また同じ問題が出ます」
 
国民によって選ばれた政権でない限り、国民の生命安全は保障されないと指摘します。政権の本質が変わらない限り、何も変わらないといいます。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
 
 
 
 

 

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